債務整理は、借金で苦しんでいる方の味方となってくれるのか?

債務整理の種類と、その概要やメリット

複数の消費者金融から借金をしていると、元金が減らず、金利分の支払いだけで精一杯となり、なかなか返済が終わらない。

或いは借入したお金を滞納し続ける、といった事が起こり得ます。

滞納を続けると当然、遅延損害金がかかってきますし、借金の取り立ても行われる為、毎日非常に辛い思いをして、生活していかなければなりません。

そこで、ぜひ検討して頂きたいのが、債務整理という方法です。

債務整理と聞くと、人によっては悪いイメージしかないかもしれませんが、債務整理を行う事で、現在の借金を減らす事が出来、その後の生活が楽になるとも言われています。

黙っていても借金は無くなりませんので、人によっては早く行ってしまった方が、良い場合もあるのです。

債務整理は大きく分けて、以下の3つの方法が挙げられます。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

上記の3つは、挙げた順に深刻度が高いもの、となっています。

任意整理とは?

任意整理は現在ある借金のうち、利息分をゼロにするというものですが、毎月定期的に収入を得られている事が条件です。

また任意整理に限らず、個人再生を行った後や、自己破産を行う前であっても、過払い金があった際には返還請求が出来ます

ちなみに、過払い金が発生している可能性がある方というのは、2006年ぐらいまでの間に、消費者金融を利用した事がある方です。

任意整理は自分で行う事も可能ですが、弁護士に相談した方が、失敗するリスクも減るので、弁護士を利用された方がよいでしょう。

そして任意整理の場合は、裁判所の介入がなく、全て債権者と債務者の話し合いによって決められます。

個人再生とは?

個人再生は、現在ある借金の総額を減らすというものでありますが、自己破産とは違い、全て免除されるわけではなく、借金の額によって返すべき金額が決められています。

具体的には、100万円未満の場合はその全額、100万円以上500万円未満の場合は100万円、500万円以上1500万円未満の場合はその20%は、少なくとも自分で返済していかなければなりません。

ただ、住宅ローン以外の借金の合計が5,000万円以上となる場合や、定期的な収入がない方は、利用する事が出来ませんので、ご注意ください。

残った借金に関しては、原則3年で返済する事となっていますが、やむを得ない事情がある場合は、最大5年まで延長される事もあるようです。

個人再生が先ほどの任意整理と違う点の一つに、裁判所が介入するという事が挙げられます。

任意整理の場合は、債権者と債務者の話し合いだけで済みましたが、個人再生の場合は裁判所なしでは行えません

自己破産とは?

自己破産は、上記の3つの中では深刻度が最も高く、現在存在する借金をゼロにするといったものです。

ここまで来ると、弁護士に相談するケースがほとんどとなっていて、弁護士を利用する事によって、裁判所への申立ての手続きを、自分で行わなくても済みます。

しかし自己破産に関しては、誰でも行えるわけではなく、最終的には裁判所から免責を認めてもらわなければ、借金をゼロとする事は出来ません

裁判所が免責を認めるか否かは、破産審尋と免責審尋と呼ばれる、二度の面接によって決定されます。

認めてもらえないものは、ギャンブルによって作られた借金や、破産手続きを行う必要があるのにも関わらず、虚偽の申告によって、消費者金融等から借入したお金です。

各々の債務整理を行う事のデメリット

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債務整理を行う際にはデメリットもあり、まず挙げられるのは、3つの債務整理全てにおいて、ブラックリストに登録されるという事です。

登録される期間に関しては、任意整理の場合で5年、自己破産と個人再生の場合で7年から10年とされています。

登録されている間は、消費者金融等での新たな借入や、クレジットカードの新規発行も出来ません

また、任意整理以外の方法においては、官報に名前が載ってしまうという事や、自己破産に限っては、免責が認められるまでの間は、警備員等特定の職業に就けない、自動車や家、預貯金といった価値のあるものは、失ってしまうというデメリットがあります。

債務整理は、借金を減らす事が出来る便利なものですが、これらのデメリットも頭に入れつつ、行うか否かを決めていく必要があるのです。

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